広帯域アンプ


東芝から発売されている広帯域アンプの内TA4002という広帯域アンプのICを使って実験してみます。
入出力は50オームに設計されており、整合回路は必要ありません。このICの使い方は、非常に簡単で、電源と入出力のところにコンデンサを入れるだけで増幅度が20dBのアンプを作ることが出来ます。
図1に回路図、図2に実装基板を示します。
図1



図2

コンデンサはチップ部品を使っています。中央に見えているのがICです。このICは図3のような形をしております。
ICの大きさも3x3mm程度で小さいものです。
基板は高周波回路なので、グランドは広く取っています。


図3

このICは異常発振することもなく安定して動作していました。簡単に回路が作れますので便利なICと言えます。
ゲインを測定してみます。特性は図4のよう10MHz〜1GHzまでほぼフラットになっています。利得は20dBです。

図4



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